スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

北海道大学研究室訪問を行いました(2)





 12月8,9,10日の3日間に渡って,高2理系の現代科学Ⅱ(応用課題研究)で北海道大学の研究室を訪問しました。

 12月9日(火)は杉本敦子教授(地球環境科学研究院)に12名,黒岩麻里准教授(理学研究院)に9名が訪問しました。

(杉本研究室)
 東シベリアをフィールドとされている杉本研究室の,ダイナミックな現地での観測と試料採取の活動について研究員と博士課程学生の方からナマの様子を説明いただきました。その後,2班に分かれて実験室の見学をさせていただきました。炭素・窒素同位体比などの測定装置の説明を受け,学部生の実験作業の様子を間近に見学させていただきました。実際の採取試料の処理作業体験では,液体窒素で冷やした針葉が乳鉢で見事に粉末にすることができ生徒からは驚きの声が上がりました。

(黒岩研究室)
 前半は北海道大学の魅力と生物科学科とは何かなどを,ユーモアを交えながら説明いただきました。北海道大学の所有地が東京23区よりも広い660平方kmもあることは驚きです。後半は,環境生物学実習の授業に参加して大学生のアシストで2種類の異種株で過酸化水素の反応性を実験し,実験室見学ではレザーで試料をカットする様子を見学しました。最後に,黒岩先生のテーマであるY染色体が消える?というショッキングな先端生物学について話していただきました。